小説 第7話 夏祭りの淫愛
夏の夜は、湿った熱を孕んでいた。近所の古い神社の境内は、提灯の橙色の揺らめきと、屋台の油の匂い、子どもたちの高い笑い声で満ち溢れている。しのぶは長男の悠斗と次男の翔太に両脇を固められ、三人とも浴衣姿でゆっくりと境内を歩いていた。(去年はあの...
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