地元の総合病院に性処理看護師、通称・性看として勤務する真澄は、部屋のデスクで電子カルテを眺めていた。白衣の下はタンクトップとレギンスという服装である。
前触れなく内線電話が鳴った。病棟からの電話だ。
「真澄さん、208号室の田中さんからです。……もう我慢できないって。血圧も少し上がってきてるし、急ぎでお願いします」
若い看護師の声は少し焦りを帯びていた。真澄はすぐに「了解、すぐ行きます」と短く返し、電話を切る。ワゴンを引きながら廊下を早足で進む。

208号室のドアを開けると、入院患者の田中がベッドに半身を起こしていた。顔は赤らみ、額に汗が浮かんでいる。真澄は静かに近づき、ベッドサイドに立つ。
「田中さん、こんにちは。看護師さんから連絡もらいました。我慢できなくなったんですか?」
田中さんは視線を逸らしながら、かすれた声で答える。
「……もう、限界で……夜も眠れなくて……お願いします」
真澄は優しく頷き、
「わかりました。今日は手で楽にしましょうね。ゆっくりやりますから、力を抜いてください」
と声をかけ、カーテンを素早く閉める。布団を膝までずらし、患者のガウンをめくる。陰茎はすでに熱く張り、先端から透明な液が糸を引いている。
「もうこんなに硬くなってるんですね。溜まってたのがよくわかります」
真澄はグローブをはめ、潤滑剤をたっぷり指先に広げ、亀頭の裏側にゆっくり塗り込む。田中の体がビクッと反応する。
「冷たくないですか?」
「……大丈夫……気持ちいい……」
親指と人差し指でカリを軽く挟み、竿全体を包むように握って、ゆっくり上下に滑らせる。
最初は柔らかく、田中の呼吸に合わせるように。
「息、深く吸って……吐いて……そう、いいですよ」
徐々に握りを強め、ストロークを速める。左手で陰嚢を優しく持ち上げ、指の腹で軽く揉みながら右手の動きをリズミカルに。
田中の腰がビクッと浮き、腹筋が波打つ。
「んっ……あぁ……」
真澄は亀頭の先を親指で円を描くように擦り、尿道口を軽く押さえるように刺激を加える。
田中の息が荒くなり、喉から低い呻きが漏れる。
「もう少しですよ、田中さん。いい感じに脈打ってきてます」
真澄は速度をさらに上げ、扱く手のひら全体で熱い脈動を感じながら、ティッシュを素早く当てる。
「出ますよ……出していいですからね」
ドクドクと勢いよく射精が始まり、精液がティッシュに何度も飛び散る。彼女は最後の一滴まで優しく扱ききり、陰茎を丁寧に拭き取る。
「……はぁ……はぁ……」
布団を戻すと、田中さんは肩を落として深く息を吐き、目を閉じたままかすれた声で呟く。
「……生き返った……ありがとう、真澄さん……」
真澄は田中の額に軽く手を置き、脈を確かめる。血圧は落ち着き始め、顔の赤みも引いていた。
「よかったです。少し楽になりましたか? また我慢できなくなったら、すぐに呼んでくださいね」
田中は小さく頷き、目を開けて真澄を見上げる。そこには感謝の色が濃く浮かんでいた。真澄は静かに微笑み、ワゴンを引きながら部屋を出る。
たちまち、ポケットに携帯しているPHSが次の呼び出しを知らせた。別の病棟看護師からだ。
「真澄さん、512号室の佐々木さんからです。イライラがひどくて……口で、喉奥までって……お願いします」
真澄は「わかりました、すぐ行きます」と返し、ワゴンを引きながら512号室へ向かう。
部屋に入ると、50代半ばの佐々木さんがベッドに座り、眉間に皺を寄せて苛立った表情だ。
「佐々木さん、こんにちは。看護師さんから連絡もらいました。今日はかなり溜まってるみたいですね?」
「……もう限界だ。頭が爆発しそうで……口でやってくれ。喉の奥まで突っ込んで、全部出させてくれ」
真澄は頷き、
「わかりました。喉奥までしっかり佐々木さんを受け止めますから、安心してください」
と答え、カーテンを閉める。
ベッドに腰掛ける佐々木のガウンをめくり、硬く血管が浮いた陰茎を右手で軽く握る。唇を湿らせ、舌先で亀頭をチロチロと舐め上げる。
チュッ……チュパ……と音を立てて唾液を絡ませ、舌を平たくして亀頭全体を包み込むように舐め回す。クンニのように裏筋を強く押し当て、ジュル……ジュポ……と音を響かせながら口に含む。
佐々木の手が頭を強く掴み、引き寄せる。
「もっと奥まで……早く……」
真澄は喉を緩め、陰茎を喉奥まで受け入れる。ズブズブ……ゴクゴク……と唾液が溢れ、佐々木が腰を激しく突き上げ、イラマチオが始まる。真澄は喉を締め付け、涙目になりながら舌を動かし続ける。
「んぐっ……ジュポ……はぁ……」
佐々木の息が荒くなり、苛立った顔が徐々に緩む。
「……ああ……それだ……」
動きが激しくなり、喉奥で熱い脈動が始まる。ドクドク……ビュルビュル……と射精が喉に直接注がれ、真澄はごくりと飲み込む音を立てながら耐える。ゆっくり口を離すと、糸を引く唾液と精液が唇から垂れた。
佐々木はベッドに体を沈め、肩の力が抜け、荒かった呼吸が整う。
「……すまん……ありがとう……頭がスッキリした……イライラが嘘みたいだ」
真澄は唇を拭きながら微笑む。
「よかったです。これで少し眠れるようになりますよ。また我慢できなくなったら、遠慮なく呼んでください」
佐々木は目を閉じ、かすかに頷く。顔から苛立ちが消え、穏やかな表情に戻っていた。
夕方、この日の最後の呼び出しが鳴った。
「真澄さん、302号室の岡田くんです。お見舞いの彼女さんが同席で……了承を得て、性看護をお願いします」
真澄はワゴンを引き、302号室へ入った。20代前半の男がベッドに座り、隣に同年代の彼女が立っている。
彼女は頰を赤らめ、視線を床に落としたまま小さく頭を下げる。指先がスカートの裾をぎゅっと握りしめ、明らかに緊張している。
真澄は穏やかに微笑み、声を掛けた。
「こんにちは。今日は岡田くんのご希望で、私が対応しますね。彼女さんも一緒にいてくださるんですか?」
彼女は顔を上げ、恥ずかしそうに頷く。
「……彼がどうしてもって言うから……私も、いいです。でも……他人の人と、こんなこと……見てるの、すごく恥ずかしくて……」
真澄は優しく首を振り、落ち着いた声で答える。
「大好きな人なんだから自分でしてあげたい、って思いますよね。でも、入院中の性処理は私たち性看の仕事なんです。溜め込ませると体調が悪化するから、専門的に解放してあげることは治療の一部。彼女さんがそばにいてくれることで、岡田くんも安心できるはずですよ」
彼女は少し唇を噛みながらも、小さく「わかりました……」と呟いた。
真澄はカーテンを閉め、岡田のガウンをめくり、コンドームを丁寧に装着する。女性はベッドサイドの椅子に座り、膝を揃えて静かに見守る。
真澄はベッドに上がり、岡田の腰に跨がる。スカートをたくし上げ、下着を横にずらし、熱く張った陰茎の先端を自分の入り口に当てる。
「ゆっくり入れますね……」
ぬるりと根元まで飲み込むと、膣壁が陰茎をきつく締め付け、岡田の表情が一瞬で蕩けた。
「あぁ……真澄さん……すごい……熱くて……きつい……」
真澄は前後に腰をゆっくり動かす。岡田はすぐに彼女の方へ手を伸ばし、彼女の顔を引き寄せて唇を重ねた。
最初は軽く触れるだけのキスだったが、すぐに舌を絡め合い、深く濃厚なものになる。岡田の舌が彼女の口内を探り、彼女は恥ずかしそうに目を閉じて応じる。唾液が混じり合い、チュッ……チュパ……と小さな音が響く。
岡田はキスを続けながら、真澄の腰使いに合わせて彼女に呻く。
「…見て……俺、今……真澄さんのここで……こんなに気持ちいい……」

真澄は角度を変え、Gスポットを擦るように腰をくねらせる。膣の収縮を意識的に強め、陰茎を締め付ける。前かがみになった真澄の服の隙間からは、乳首が覗いている。岡田の息が荒くなり、乳房が揺れるたび視線がそこに釘付けになるが、すぐに彼女の唇に戻り、舌を激しく絡めてキスを深める。
真澄はリズムを速め、上下に激しく動かす。パンパンと肌がぶつかる音が病室に響き、岡田の体が硬直する。腰が跳ね上がり、膣内で熱い脈動が爆発する。
ドクドク……ビュルビュル……とコンドームの中に勢いよく射精が続くと、真澄は動きを止め、膣内で脈打つ感覚を最後まで感じ取る。
岡田は彼女とのキスを続けながら、体を震わせ、彼女の背中に腕を回して強く抱きしめた。唇を離すと、糸を引く唾液が二人の間を繋ぎ、岡田は息を荒げて満足げに呟く。
「……はぁ……はぁ……生きてるって感じ……ありがとう……」
真澄はゆっくり腰を上げて肉棒を引き抜く。コンドームは先端が重く垂れ下がり、内部に溜まった白濁が透明な膜越しに揺れている。
根元を指で軽く挟みながら慎重に剥ぎ取る。精液の重みでコンドームが少し伸びる。外した瞬間、陰茎が最後の余韻で小さく痙攣し、先端から透明な一滴が糸を引いて落ちた。
真澄はコンドームを素早く結び、廃棄容器へ移すと、岡田の陰部をウェットティッシュで優しく拭き取り、ガウンを整える。
岡田はベッドに体を沈め、彼女の手を握りながら穏やかな笑みを浮かべる。
彼女は頰を赤らめたまま、目を潤ませて岡田の手を握り返していた。
真澄は優しく尋ねる。
「彼女さん、どうでしたか? 見ていて辛くなかったですか?」
彼女は少し照れながら、でもはっきり答える。
「最初はすごく恥ずかしくて……でも、あんなに気持ちよさそうで……私も、ちょっと安心したかも。ありがとうございました」
真澄は二人に軽く頭を下げ、部屋を出る。岡田は彼女の手を握ったまま、穏やかな表情で見送った。
業務を終え、真澄はスタッフルームに戻る。白衣を脱ぎ、椅子に座る。股間はまだ愛液で湿っていた。
性処理看護師(通称・性看)は、長期入院患者の性欲ストレスが血圧上昇や不眠、褥瘡悪化などの健康被害を引き起こすのを防ぐ重要な役割を担っている。真澄のような専門看護師が、医師の指示のもとで安全に性処理を行い、患者のQOLを支えているのだ。

